どんな勉強効果が得られるのか
知育玩具を使った勉強は、遊び感覚で学習が出来る点で注目を集めています。知育は自分の頭で物事を考える力を養う教育であり、子供が自ら興味を持ちそれによって積極的に取り組めるような教材選びが大切だと言われています。
子供にとって玩具の存在は「遊び」であり「学び」となることもあります。楽しいと感じながら同時に学んでいると言えるのです。つまり遊びの質を上げれば、それがそのまま学びの質の向上につながります。ただデスクに向かって興味のない勉強をするよりも、楽しみながら自分で考え、工夫する経験を積むことでさまざまな能力を養っていく事が出来ます。
知育玩具という教材の魅力は、好奇心旺盛な子供の心を刺激する点にあります。見て聴いて触って感じて考えて工夫する、それらのことにより判断力や思考力・想像力などが活性化すると言われています。また、教材にはさまざまな種類のものがあり、年齢に合わせて或いは子供の興味に合わせてチョイスすることが出来ますので、選択の幅が広いという点もメリットでしょう。
子どもの思考力を育てる知育玩具
知育玩具の中でも世界で名前が知られており、誰もが遊んだことがあるであろうおもちゃがレゴではないかと思います。様々な思考力を養うことを目的とされているおもちゃがありますが、レゴがなぜ優れた知育玩具として扱われるのかというと、一つ一つのブロックは単純な形でありながら、作る側の発想次第で乗り物を作ることもできるし、建物を作ることもできるからです。見本としてレゴで組み立てられたものを見て「これを作りたいけれど、どうすればいいのだろう」という思考力をもレゴは養います。レゴで遊んでいる子どもを見ると、「遊びなさい」と命じられなくても自分から進んで遊んでいます。子どもの主体性に任せながら、同時に子どもの発想力や考える力も養っているのです。
遊ぶこと自体、子供の感情を豊かにし、考える力を養う機会でもあるので子どもから取り上げるのは適切ではありませんし、この遊びはいいが、あの遊びはよくないと決めつけるのも子どもの反発を買います。そして親が先走りすぎて「このおもちゃにはこういう効果があるからぜひやらせたい」と子どもの成長や能力、好みを無視して与えるのもあまりよくないでしょう。おもちゃはあくまでも子どもの成長を助ける補助的なものと考え、知育玩具を選びたいものです。